一部不通の日高本線、1月27日から静内~様似間再開

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日高本線は高波による土砂崩壊で鵜川~様似間が運休中だが、1月27日から静内~様似間のみ運転を再開する。写真は静内駅。
日高本線は高波による土砂崩壊で鵜川~様似間が運休中だが、1月27日から静内~様似間のみ運転を再開する。写真は静内駅。 全 3 枚 拡大写真

JR北海道は1月20日、土砂流出により鵡川(鵡川町)~様似(様似町)間116.0kmの運転を見合わせている日高本線について、1月27日から静内(新ひだか町)~様似間64.4kmで折返し運転を実施すると発表した。これにより運転見合わせ区間は鵡川~静内間51.6kmに縮小される。

日高本線は苫小牧~様似間146.5kmを結ぶ鉄道路線。このうち厚賀(日高町)~大狩部(新冠町)間の線路脇の土砂が高波によって削り取られたため旅客列車を運行できない状態となり、1月8日から同区間を含む鵡川~様似間の運転を見合わせている。

1月27日からは静内~様似間のみ運転を再開し、代行バスの運行区間も鵡川~静内間に縮小する。再開後の静内~様似間の運行本数は、下りが静内発6時09分・14時35分・16時44分・19時19分の4本、上りが様似発6時02分・8時12分・16時33分・19時11分の4本。このうち静内発16時44分・19時19分の2本と様似発16時33分の1本は、静内駅で代行バスとの接続を図る。

JR北海道によると、車両検査基地のある苫小牧から静内まで車両の移送を日々実施し、静内~様似間での折返し運転で使用する。厚賀~大狩部間が移送区間に含まれるが、移送時には「車両走行の都度、保線係員を現地に派遣し、軌道状態など安全確認を行うとともに走行状態を監視」する。厚賀~大狩部間は「抜本的な改修が必要な状況」としており、旅客列車の運行再開には相当な時間がかかる模様だ。

《草町義和》

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