車載HUD世界市場、2019年には300億円に成長…リサーチステーション

自動車 ビジネス 海外マーケット
ヘッドアップディスプレイ(レクサスRX)
ヘッドアップディスプレイ(レクサスRX) 全 1 枚 拡大写真

リサーチステーションは1月20日、海外最新リサーチ「車載HUD(ヘッドアップディスプレイ)の世界市場:2019年市場予測と動向分析」の取扱いを開始した。

1988年、GMによって最初の車載HUDが導入されたが、当時はまだスピードメーターとタコメーターといった基本的な表示のみだった。現在のHUDは高度化しており、車線情報、ナビゲーション、車間距離や障害物距離、テキストメッセージの表示などが可能となっている。

アウディ、BMW、レクサス、キャデラックが米国でのHUD売上の大半を占めており、ベンツは『Cクラス』『Sクラス』の2015年モデル向けにHUDを提供する見込みだ。自動車メーカーはインフォティンメントディスプレイの高度化を進めており、ベンダー企業にとっては大きな市場機会になるとみられている。

同レポートによると、高級車向けの車載HUDの世界市場は2014年に1億4620万米ドル(約173億円)に達し、今後、年平均成長率にして11.52%の拡大を続け、2019年には2億5260万米ドル(約300億円)規模に達すると予測している。

高級車市場の世界的ブームは継続することが見込まれ、購買層である超富裕層の個人は年3%から5%で増加を続けている。車載HUDシステムは通常、オプション装備品として販売されるが、高価格であることが採択の主要障壁となっている。規模の経済によるコストダウンには、HUDが中間セグメント車種向けに生産、搭載されていくことが必要となるとみている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの21車種55型式・計64万6376台にリコール…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  3. 3人乗り電動バイク「e-NEO」、北海道初上陸...100V電源でも充電可能
  4. 【スズキ バーグマンストリート125EX 試乗】125ccスクーター3兄弟で「最もラグジュアリー」である理由…伊丹孝弘
  5. 【トヨタ カローラクロス 新型試乗】“クラスの水準の上”をいく快適な走りがさらに進化…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る