米国で開催中のデトロイトモーターショー15。米国の自動車大手、フォードモーターのブースでは、新型フォード『F-150ラプター』がワールドプレミアを飾った。
同車の初代モデルは、高性能オフロードピックアップトラックの草分け的存在。フォードモーターは2008年11月、フォード『F-150 SVTラプター』を発表。当時のフォード『F-150』をベースに、フォードの特殊車両開発部門、SVTがチューニング。主にオフロードでのハイスピード走行を想定し、開発されたスポーツモデルが、F-150 SVTラプター。
初代のF-150 SVTラプターは、米国市場において、販売面で成功を収める。高性能なオフロードピックアップトラックに需要があることを、初代F-150 SVTラプターは証明した。
デトロイトモーターショー15で初公開されたのは、新型フォードF-150ベースの「ラプター」。エンジンは3.5リットルV型6気筒ガソリンターボ「エコブースト」にダウンサイズ。スペックは公表されていないが、同社によると、現行ラプターの6.2リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジン(最大出力411hp、最大トルク60kgm)を上回るという。トランスミッションは、新開発の10速AT。
フォードのプレスカンファレンスには、フォードモーターのラジャ・ネール商品開発担当副社長が登壇。「初代ラプターを開発した際、公道やサーキットではなく、オフロードで楽しめるパフォーマンスカーを目指した。新型は、あらゆる面で新基準を打ち立てる」と述べ、自信を見せている。