VW 商用車世界販売、2%増の44万台超え…西欧が回復 2014年

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フォルクスワーゲンのLCV(軽商用車)。左からアマロック、クラフター、キャディ、T5
フォルクスワーゲンのLCV(軽商用車)。左からアマロック、クラフター、キャディ、T5 全 3 枚 拡大写真

欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは2015年1月9日、2014年の商用車(LCV=軽商用車)の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は44万4900台。前年比は2%増だった。

市場別では、西欧が信用不安を抜け出し、前年比6.5%増の29万2000台と、回復。とくに、英国が11.8%増、フランスが10.3%増、オランダが7.6%増、ドイツが4.6%増、スペインが32.5%増と伸びる。

一方、東欧は3万7700台にとどまり、前年比は6.1%減と、2年連続のマイナス。南米は、46.5%減の4万0900台と、大きく減少。アフリカは1.7%減の1万9800台と後退。アジア太平洋地域は2万2700台を売り上げ、前年比は12.7%増と好調だった。

車種別では、『T5』が前年比7.9%増の16万8600台で、最量販車に。『キャディ』が前年比1.6%増の14万8900台で、これに続く。中/大型バンの『クラフター』も、11.6%増の4万9200台を売り上げる。小型ピックアップトラックの『アマロック』は、12.2%減の7万8100台と、マイナスに転じた。

フォルクスワーゲン商用車部門のEckhard Scholz会長は、「優れた販売結果は、優れたチームワークのおかげ。顧客からの信頼に感謝したい」と述べている。

《森脇稔》

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