2台以上の自動車保有世帯に課税も…ミャンマーの渋滞緩和対策

エマージング・マーケット 東南アジア
関連画像
関連画像 全 1 枚 拡大写真

ヤンゴンの渋滞、年々激しさを増す
ミャンマー国税庁は、2台以上の車を保有する世帯に対し、課税額を強化する案を打ち出している。具体的な日程や課税の内容については、現在のところ未定である。

ヤンゴン市街地の渋滞は年々激しさを増しており、渋滞緩和の対策として、市内の登録車両の増加を抑制することが目的である。
ミャンマーの8割の車がヤンゴンに集中
2011年の民政移管以降、車の登録台数が大幅に増えていることや、国内の自動車の約8割がヤンゴンに集中していることから、ヤンゴン市街地の道路では渋滞が慢性化している。

自家用車での移動には時間がかかることから、ヤンゴン市街地では、公共交通機関であるバスの専用レーンを設けているものの、あまりにも渋滞が悪化していることから、バス専用レーンにもタクシーや自家用車が通行している現状がある。

経済成長阻害要因となるため、渋滞緩和策を講じる
商業省は、ヤンゴンの慢性的な渋滞が経済成長を阻害する要因となる、との考えから、ヤンゴンの渋滞を緩和させるために数々の方策を打ち出している。

交差点への信号機設置や高架橋の整備などを進めているものの、抜本的な解決には至らない見通しだ。今回打ち出した、2台以上の車を所有する世帯に課税を強化する方策も、大きな効果は見いだせないのではないか、との見方が強い。

2台以上車を保有する世帯に課税も 渋滞緩和対策で

《ミャンマーニュース》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
  5. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  6. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
  7. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  8. 「大ヒットの予感」トヨタが“小さいランクル”初公開! SNSでは「男心をくすぐる」「日本でも扱いやすそう」と期待のコメント続々
  9. 「ランクルと戦える」日産の大型SUV『パトロール』日本発売へ、SNSでは「売れるんじゃないか?」と期待の声
  10. “トヨタ色”薄まる日野自動車、三菱ふそう統合後はダイムラー出身の新社長[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る