三菱自動車は1月29日、『ミニキャブ』などのエンジン制御コンピュータ(ECU)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、三菱『ミニキャブ』『タウンボックス』『トッポ』『eKワゴン』『ミニカ』、日産『クリッパー』『クリッパー リオ』『オッティ』の8車種で、2008年9月2日から2011年1月24日に製造された3万1672台。
ECUのIC製造工程管理が不適切なため、使用過程での環境温度変化により、IC内部の配線が断線することがある。そのため、燃料ポンプ制御に異常が生じ、燃料が適正に供給されなくなり、最悪の場合、始動不能または走行中エンストに至るおそれがある。
改善措置として、全車両、エンジンECUのロット番号を確認し、該当するロットの場合はエンジンECUを良品に交換する。
不具合は54件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。