フォードモーター の通期決算、55.6%の減益…2014年

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フォードモーターの米国本社
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米国の自動車大手、フォードモーターは2015年1月29日、2014年通期(1‐12月)の決算を公表した。

同社の発表によると、売上高は1441億ドル(約17兆0530億円)。前年の1469億ドルに対して、2%減と、2年ぶりのマイナス。純利益は、31億8700万ドル(約3770億円)。前年の71億8200万ドルに対して、55.6%もの大幅な減益となった。

また、2014年第4四半期(10‐12月)の決算は、売上高が359億ドル(約4兆2485億円)。前年同期の376億ドルに対して、4.5%減少した。純利益は、5200万ドル(約61億円)。前年同期の30億6600万ドルに対して、98%もの大幅な減益。

大幅な減益となった大きな理由が、ベネズエラ事業の会計方法を変更したことに伴う損失の計上。経済の混乱が続くベネズエラの子会社を、連結対象から外したため、8億ドル(約945億円)の税引き前損失を計上したのが響いた。さらに、欧州と南米での赤字も、収益を圧迫する要因に。

フォードモーターのマーク・フィールズ社長兼CEOは、「2014年はフォードにとって、堅調ながら厳しい1年だった。投資や世界中での新型車の投入が、大きな成長をもたらすだろう」と述べている。

《森脇稔》

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