南海特急『こうや』、赤・黒・紫の3色に…高野山開創1200年で

鉄道 企業動向
3月1日から順次運行を開始する特別仕様「こうや」のイメージ。上から「赤こうや」「黒こうや」「紫こうや」になる。
3月1日から順次運行を開始する特別仕様「こうや」のイメージ。上から「赤こうや」「黒こうや」「紫こうや」になる。 全 4 枚 拡大写真

南海電気鉄道は1月28日、高野山開創1200年記念大法会(4月2日~5月21日)が執り行われるのにあわせ、特別仕様の特急『こうや』を運行すると発表した。3月1日から順次、運行を開始する。

『こうや』で運用している30000系4両編成2本と31000系4両編成1本を、それぞれ赤・黒・紫をベースとした塗装とし、「赤こうや」(30001号編成)、「黒こうや」(31001号編成)、「紫こうや」(30003号編成)と名付ける。デザインは4両揃って1枚の絵になるように描かれる。車内は座席に特別デザインのヘッドカバーが取り付けられ、通路は外観に合わせたデザインとなる。

運行開始日は「赤こうや」が3月1日、「黒こうや」が3月4日、「紫こうや」が3月23日で、2016年2月まで運行される。特急『こうや』として難波~極楽橋間で運用されるが、難波~橋本間の特急『りんかん』で運用する場合もあるという。これに伴い3月1日からは、特別仕様の『こうや』がデザインされたマフラータオルが難波駅サービスセンターなどで発売される。発売額は1000円で2000枚限定。

このほか、開創1200年記念大法会の開催期間中は、高野線で増発や延長運転が行われる。平日は橋本~極楽寺間で各停下り1本と特急上り1本を増発するほか、橋本~高野下間で運転している各停上下計6本を極楽寺駅まで延長。土曜・休日も高野下~橋本間で運転している上り各停1本を極楽寺発とする。これらの列車は高野下~極楽橋間をノンストップ運転とし、途中駅には停車しない。

橋本~極楽橋間の観光列車『天空』は通常、3月から11月まで水・木曜日を除く毎日運行しているが、期間中は木曜日も2往復運行する。また、橋本~極楽寺間の日中時間帯に運行している2両編成の各停列車を4両編成に増強。極楽寺~高野山間のケーブルカーも臨時列車の運行に合わせて増発される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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