日産、GT-R LM NISMO 発表…ルマン24時間レースに復帰へ

自動車 ニューモデル 新型車
NISSAN GT-R LM NISMO
NISSAN GT-R LM NISMO 全 8 枚 拡大写真
日産自動車は2月1日、米国アメリカンフットボールの「第49回スーパーボウル」のコマーシャルタイムにおいて、ルマン24時間レース参戦車両、『NISSAN GT-R LM NISMO』を発表した。

この新型マシンは、スポーツカーレーシングの世界最高峰カテゴリー、FIA世界耐久選手権のLM P1(ルマンプロトタイプ1)クラスに参戦するために開発。同レースは英国シルバーストンで4月12日に開幕し、シリーズはベルギーのスパ、ルマン24時間およびドイツのニュルブルクリンクを経て、アメリカ、日本、中国、そして中東へと世界を転戦する。

パワートレインに関しては、日産はレースの技術規定を革新的方法で解釈。排気量3.0リットルのV型6気筒ガソリンツインターボエンジンに、エネルギー回生システムを組み合わせたフロントエンジン前輪駆動車となる。

FIA世界耐久選手権は、ここで得られた技術を今後のロードカー開発に反映するため、自動車会社にとって究極の試験場。エネルギー効率に注目する点において、レースカーエンジニアはロードカー開発のエンジニアと同様の挑戦に向き合う。日産によると、F1より技術的自由度が広いので、LM P1エンジニアには革新へのチャンスが多いという。

日産のグローバルマーケティングブランド担当、ルー ドゥ・ブリース常務執行役員は、「GT-Rは私たちのフラッグシップロードカー。この究極のGT-Rは、日産のモータースポーツおよびパフォーマンス部門を担うニスモが30年間にわたって培ってきたスポーツの血統を継承している。革新性が試されるルマンの舞台での成功は、私たちのロードカーラインアップに多大な革新をもたらすだろう」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  2. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. BMWが機能向上、『2シリーズ』新色・『4シリーズ』照明強化・『5シリーズ』利便性アップ…今秋から欧州で
  5. ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る