GMS、自動車の遠隔制御システムを活用した新たなビジネスモデルを展開

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新興国での車両購入時の与信問題を解決するビジネスモデルイメージ
新興国での車両購入時の与信問題を解決するビジネスモデルイメージ 全 1 枚 拡大写真

自動車ICTのベンチャー企業、グローバルモビリティサービス(GMS)は、車両を遠隔制御できる「モビリティ-クラウド コネクティング システム(MCCS)」を開発したと発表した。

MCCSは、端末を車両に搭載することで、クラウドを用いてあらゆる車両の位置・走行情報や利用情報等をリアルタイムでセンシング。収集した情報を分析した上で、車両に適切な遠隔制御を自動で行うことができる。

GMSはMCCSを活用することで、利用料金の支払いが止まれば車両を遠隔起動停止して回収することを条件とし車両を提供するサービスを開始。与信がなく車両を購入できない人々に対する、新たなビジネスモデルとして展開する。

各種サービスは国内だけでなく、新興国へも展開。車両購入時の与信問題を解決するための画期的なシステムとして、三輪タクシー車両(トライシクル)に搭載し事業を展開していく。

同社が拠点を設けているフィリピンは、BOP(低所得者)層が人口の大半を占め、タクシーとして営業するため車両を購入したいが与信がない、という人々が数多く存在する。

GMSはMCCSを活用することで与信審査を不要にし、車両を提供しながらも確実な資産保全ができるという、新たな車両提供サービスを実現し、現地の人々の雇用創造・生活水準向上への貢献を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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