【Q by Aston Martin】あらゆる望みも叶える…「お客様と作り上げるクルマ」

自動車 ビジネス 企業動向
Q by Aston Martin
Q by Aston Martin 全 8 枚 拡大写真
アストンマーティンが2012年より開始したビスポーク(特別注文)、Q by Aston Martinは、アストンマーティンというクルマに対し、お客様が望むあらゆることを実現するための部署だという。

Qをオーダーするお客様の中には具体案を持っていない方も多い。そういった場合どういうステップを踏んで完成させていくのか。アストンマーティンラゴンダリミテッドQ and VIPセールスゼネラルマネージャーのマシュー・ベネット氏は、「あらゆるパターンが考えられるが、まずはお客様とクルマとは全く関係のないところから、どんな考え方、イメージを持っているのかを聞き出すことから始める」という。

その後、「デザイナーとムードボード(ボードに、お客様がイメージするあらゆるシーンの写真やイラストを貼りだしたもの)を見ながらどういう方向でデザインしていくかのイメージを固めていくのだ」と話す。

そして、「お客様の要望をまとめ、お客様の要望に近づけるかをデザイナーが提案をする。そこから2~3のステージを経てお客様が思う内外装に仕立てていくのだ」とステップを説明する。

ベネット氏は、お客様と一緒に作り上げていくこのステップが重要だと強調する。「我々は単にお客様にクルマを作って渡すだけではなく、お客様と一緒に考えながらクルマを作っていくという工程を大事にしたいのだ」とし、「セールスマンやデザイナーと話をするなど、コミュニケーションを多く取り、アストンマーティンをより近くに感じてもらいたい。そして、我々と一緒に自分のクルマが出来上がっていくという経験を楽しんでもらいたいのだ」と述べた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
  2. トヨタの小型ミニバン『ルミオン』、安全性を大幅向上…スズキからのOEMモデル
  3. ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
  4. 日産『ルークス』に「AUTECH LINE」、新型唯一のブラック内装…225万8300円から
  5. 次世代バイオディーゼル、2050年カーボンニュートラルへ…期待される理由とは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る