マレーシア、農相が華人ビジネスボイコット呼び掛け…華人団体から批判殺到

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
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イスマイル・サブリ・ヤアコブ農業農業関連産業相が、Facebook上に華人ビジネスに対するボイコットを呼び掛ける発言を書き込んでいたことが発覚、華人団体などが抗議の声を上げている。

野党などは政府に対してイスマイル氏の更迭を要求しており、警察長官もイスマイル氏の発言について懸念を示し「1948年煽動法」違反容疑で事情聴取を行なう考えを示している。

問題の書き込みは、マレー人に対して華人ビジネスのボイコットを呼び掛ける内容。イスマイル氏は、燃料価格引き下げにも関わらず華人ビジネスが頑として値下げに応じなかったと指摘。「大部分の消費者はブミプトラ(マレー人および先住民族の総称)だ。ブミプトラがボイコットすれば値下げに応じるしかなくなるだろう」と述べた。

さらに華人ビジネスがハラル(イスラムの戒律に則った)認証を悪用していると批判し、ホワイトコーヒーで知られる「オールドタウン」を引きあいに出して、ハラル基準に沿っていないとした上で、野党・民主行動党(DAP)と関係していると指摘した。

伊藤 祐介

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