【Q by Aston Martin】求め続ける「究極にスタイリッシュであること」

自動車 ビジネス 企業動向
Q by Aston Martin
Q by Aston Martin 全 8 枚 拡大写真

アストンマーティンの「Q by Aston Martin」は、多くのラグジュアリーセグメントメーカーにもある特別注文プログラムだ。しかし、その大きな特徴は“クルマが美しくなければいけない”という点にあるという。

アストンマーティンラゴンダリミテッドQ and VIPセールスゼネラルマネージャーのマシュー・ベネット氏は、「アストンマーティンのブランドとして、時間もお金も労力もかけて、アートとして作りだしているのがQだ」と位置づける。

そのうえで、ほかのブランドと違うというところについて、「我々が一番大事にしていることは、クルマが美しくなければいけないということだ。そこが一番違うポイントだと思う」とコメント。

更には、「アストンマーティンのデザイナーは美しいクルマを作ろうと、クルマ以外の分野をバックグラウンドに持つデザイナーも関わっている。そういったインスピレーションが入ることで、Qはアートという考え方を持つクルマだと理解してほしい。そこが単なるスポーツカーではなく、究極のアストンマーティンを作り出す部署である所以だ」と話す。

ベネット氏は、「Q by Aston Martinで何ができるかを考えるうえで一番大事なのは、オプションリストをもとに、実現できることの制限を設けて、その範囲内で作っていくことではなく、お客様の頭の中にあるイメージを表現していこうというものだ。そこが(他との)大きな違いだ」と強調する。

しかし、「Qはユニークで他とは違う1台だが、“アストンマーティンの”Qだと認識されることが重要だ。アストンマーティンというブランドの枠は越えない。皆がアストンマーティンだとわかることを踏まえデザインされている」という。

最後にベネット氏は、「アストンマーティンを一言でいうとそれはスタイルだ。10年かけて10種類のクルマを作ったとして、そこに共通するのは、時代は違ってもスタイリッシュな部分を究極に求めているクルマだということだ。そこを更に強調してスタイリッシュでアーティスティックに仕上げているのがQなのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  5. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る