三菱重工、造船事業を分社化へ…長崎造船所香焼工場内に新会社を設立

船舶 企業動向
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三菱重工業は、10月1日付で造船事業を分社化すると発表した。

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長崎造船所香焼工場内に、三菱重工が100%出資する船舶建造事業会社と船体ブロック製造事業会社を設立し、長崎地区大型商船の建造をこれら2社に移管する。

客船事業は、商船事業から分離し、エンジニアリング事業として交通・輸送ドメインに発足させる新組織で運営していく。

新設する2社のうち、船舶建造事業会社は、三菱重工子会社のMHI船海エンジニアリングを承継会社として発足し、営業・設計・調達・製造・修理を行う。新造船の建造は、中期的に高い需要が見込めるLNG(液化天然ガス)運搬船やLPG(液化石油ガス)運搬船に集中する。

得意船種であるガス運搬船連続建造による生産合理化を図るとともに、組織のコンパクト化による効率化、機動的な体制による業務プロセス合理化により、コスト競争力を強化する。

船体ブロック製造事業会社は、準備会社を設立した後、事業を移管して発足する。香焼工場の強みである大型船体ブロックの生産に特化、同種ブロックの連続建造、設備更新などにより生産性の向上を図る。船舶建造事業会社へのブロック供給に加え、ブロックの外販も推進し、年間生産量を拡大する計画。

三菱重工は、1980年代以降、商船市場の変化に対応して、5カ所あった建造拠点を長崎と下関の2カ所に集約した。このうち、長崎造船所で技術的に高度な大型商船に幅広く取り組んできたが、製品ラインの選択と集中、事業のコンパクト化、生産リソースのフル活用などにより、経営の合理化を図る。

《レスポンス編集部》

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