1月の円安関連倒産は3割減の16件、ガソリン価格の下落が影響…東京商工リサーチ

自動車 ビジネス 企業動向
円安関連倒産月次推移
円安関連倒産月次推移 全 1 枚 拡大写真

東京商工リサーチは、2015年1月の「円安」関連倒産が前年同月比30.4%減の16件だったと発表した。

外国為替市場は、昨年の日銀による追加金融緩和決定以降は円安に拍車がかかり、一時1ドル=121円台まで円安が進んだ。2015年になっても1ドル=118円付近で展開しており、急速な円安がエネルギー、資源、食料品など幅広い分野で物価を押し上げ、中小企業の体力を消耗させている。

1月の円安関連倒産の件数減少は、原油価格の急落で、最近のガソリン価格が2014年7月に比べて約2割下落したことなども影響した。

1月の倒産事例では、東証1部上場の航空会社、スカイマークが民事再生法の適用を申請した。同社は航空機をリース利用してきたが、急激な円安の進行によるドル建てリース料支払いの負担増や燃油費の高止まりなどが経営悪化を招いた。この大型倒産で月次負債は2013年1月の調査開始以来で最大になった。

また1月の産業別では、最多が製造業の6件だった。次に、燃料価格の高止まり時に企業体力を消耗した運輸業が5件と続く。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る