阪神、梅田駅の改良工事に着手…ホーム幅を拡大

鉄道 企業動向
改良工事完成後の阪神梅田駅のイメージ。2022年度末の完成を目指す。
改良工事完成後の阪神梅田駅のイメージ。2022年度末の完成を目指す。 全 5 枚 拡大写真

阪神電気鉄道は3月3日から、梅田駅(大阪市北区)の改良工事に着手する。駅の空間を拡大してホームの幅を広げるほか、可動式ホーム柵(ホームドア)なども整備する。

阪神電鉄と阪急電鉄は、大阪神ビルディング(阪神百貨店梅田本店)の建替工事などを含む「梅田1丁目1番地計画」のプロジェクトを進めており、阪神梅田駅北側の地下1階では、東西地下道の拡幅整備に着手している。これを受けて阪神は、東西地下道の直下(地下2階)も構造物を一体的に構築し、駅空間を拡大することにした。

阪神が2月12日に発表した改良工事の概要によると、駅の北側に上下2層の地下構造物を構築。上層部を地下道、下層部を駅施設とし、駅空間を拡大する。これにより駅構内の線路配線も変更。拡大した部分に線路を新たに敷設する一方、3番線を廃止する。線路の数は現在と同じで、ホームの数は今より1面減るが、ホームの幅が大幅に広がる。また、4番線ホームを東に伸ばし、6両編成列車の停車に対応できるようにする。

このほか、可動式ホーム柵(ホームドア)を整備。西改札口側にはエレベーターとエスカレーターを新設し、バリアフリー化を図る。工期は3月3日から2022年度末までの予定。

阪神の梅田駅は1906年に開業。当初は地上に設けられていたが、1939年に地下化された。1日あたりの乗降客数は2013年11月時点で約16万人。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  3. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  4. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  5. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る