市光工業の第3四半期決算…営業赤字4億円、円安による輸入部材のコスト増が影響

自動車 ビジネス 企業動向
市光工業(参考画像)
市光工業(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

市光工業は2月12日、2014年4-12月期(第3四半期・累計)の連結決算を発表した。

それによると、売上高は666億4400万円(前年同期比+3.8%)、営業損益は4億7100万円の赤字(前年同期は1000万円の赤字)、経常利益は12億4400万円(+223.4%)、四半期純利益は18億5900万円(+707.2%)だった。

自動車部品事業は、主力商品であるミラーやランプの国内受注が順調に推移したことなどから売上高は増加。しかし収益面では、国内は円安による輸入部材コストの増加、タイは需要減少を受けた自動車メーカーによる新製品立上げの延期、インドネシアではルピア安による現地での輸入部材の高騰などから収益性が悪化し、4億7100万円の営業赤字となった。

経常利益は、為替差益8億1100万円や持分法による投資利益6億7600万円等により前年同期比223.4%増。また、中国における持分法適用関連会社の残存持分を追加取得したことに伴い、段階取得に係る差益15億7200万円を特別利益に計上したことなどから、純利益は前年同期比7倍増の18億5900万円となった。

通期業績見通しについては、海外子会社の収益悪化や、特別利益・損失の計上などを織り込み修正。売上高940億円(前回予想比+43億円)、営業利益4億円(同-12億円)、経常利益26億円(同+1億円)、純利益27億円(同+10億円)とした。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル』e-POWERの9197台でリコール…発電停止と走行不能のおそれ
  2. 日産『フェアレディZ』の「レトロな仕様」に注目…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ライズ』、5色のカラフルなフルーツテーマで登場…土曜ニュースランキング
  4. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
  5. 「初代に立ち戻った感じでよき!」ルノー『トゥインゴ』の新型予想が話題! エンジン車にも期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る