2月13日に千葉・幕張メッセで開幕した「ジャパン キャンピングカーショー2015」において日産自動車は、『e-NV200』のコンセプトカー『e-NV200 バーベキューカー』を出展した。
同車は、ベース車両がEVであることを活かし、すべて電力でバーベーキューすることを可能にした。車体後方にせり出したバーベーキューユニットは車内に収納することができる。
今回のe-NV200 バーベキューカーについて、ブース担当者は「より多くの方に、電気自動車の価値を知ってもらうために製作した。電気自動車としては、世界で初めてのバーベキューカーではないか」と話す。続けて「すべて電気のため、“火をおこす”という作業が不要でしかも電気生ごみ処理機も装備。環境にもみんなにも優しく、まさに“ゼロ・エミッション”がコンセプトだ」と説明した。
なお、クルマからの電力以外にも、外付けのソーラー式補助電源があるため、比較的長い時間の使用が可能とのこと。実際の稼働時間は、2時間から6時間程だという。また現在、バーベキュー場では給電装置の設置も進んでいるため、電力の心配はあまり無いのだとか。
今回のe-NV200は、あくまでコンセプトカーとしての展示。しかし、販売は計画されている模様。ブース担当者は「2月の後半から、クラウドファンディングで資金集めを開始する。そこで資金が集まれば、その提供者の方に対して販売する」と明かした。