アクサ損害保険が発表した2014年4~12月期(第3四半期・累計)の連結決算は、純利益が前年同期比13.1%増の30億5200万円となった。
自動車保険の新規件数増加などにより、契約者から直接受け取った保険料である「元受正味保険料」は同8.6%増の344億8500万円。正味収入保険料も同8.8%増加し、264億6700万円となった。また、保有契約件数の増加などに伴う支払保険金の増加により、正味支払保険金は同6.4%増の147億6900万円となった。
正味損害率は、保有契約件数の増加に伴い正味支払保険金は増加したものの、正味収入保険料の増加により同1.8ポイントダウンの64.1%。正味事業費率は正味事業費が主に人員増加による人件費の増加により増加したものの、正味収入保険料の増加により同0.7ポイントダウンの19.0%となった。
経常利益は保険引受利益および資産運用収益等の増加により、同24.8%増の33億4500万円。四半期純利益は同13.1%増の30億5200万円となった。
総合自動車保険の保有契約件数が、2014年12月末時点で100万件を突破したほか、ペット保険も広告活動等が奏功し、新契約件数は、対前年同期比で大幅な伸びを示した。
大口保険金事故の増加等による損害率の悪化要因があったものの、自動車保険とペット保険の加入増による収入保険料の伸びと適切な経費管理を進めた結果、堅固な収益力を維持した。