フランスの自動車大手、ルノーグループは2月12日、2014年の通期(1‐12月)決算を公表した。
同社の発表によると、グループ全体の売上高は410億5500万ユーロ(約5兆5695億円)。前年の409億3200万ユーロに対して、0.3%増と微増ながら、2年連続のプラスを維持する。
一方、純利益は、18億9000万ユーロ(約2565億円)。前年の5億8600万ユーロに対して、3.2倍もの増益となった。
大幅な増益となったのは、コスト削減の効果や、欧州を中心に新車販売が回復したのが大きい。2014年の世界新車販売台数(ダチアなどを含む)は、271万2432台。前年比は3.2%増と、2年連続で前年実績を上回った。
ルノーのカルロス・ゴーン会長兼CEOは、「2014年の目標を全て達成した。この結果が、次なる経営計画の実現に導いてくれる」と述べている。