フランスの自動車大手、ルノーは2月12日、フランス国内で2015年、1000名を新規に雇用すると発表した。
ルノーは2013年3月、フランスでの成長に向けて、人材を積極雇用する計画を打ち出した。今回の1000名の新規雇用は、この計画を実行に移す2度目の機会となる。
1000名のうちの半数は、フランス国内の工場に勤務する予定。残る半数は、他の分野、とくにエンジニアリング部門に従事する。自動運転や車載コネクティビティ、代替燃料車などの技術開発を強化していく。
またルノーは、女性の雇用も積極的に行う方針。これは、ルノー・日産アライアンスが掲げている「ジェンダーダイバーシティ」の加速に沿う形となる。
ルノーグループのカルロス・ゴーン会長兼CEOは、「将来の挑戦に備えるために、有能な人材を雇用するメリットは大きい。競争力を高めるための努力が、実を結びつつあることを示している」と述べた。