スバル富士重、水平対向エンジン生産が累計1500万台…初搭載から49年目

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スバルで初めて水平対抗エンジンを搭載したスバル1000 4ドアスタンダードセダン(1966年 )
スバルで初めて水平対抗エンジンを搭載したスバル1000 4ドアスタンダードセダン(1966年 ) 全 8 枚 拡大写真

富士重工業は2月17日、水平対向エンジンの累計生産台数1500万台を達成したと発表した。同社は1966年に水冷水平対向4気筒アルミエンジンを新開発。同年5月、『スバル1000』に初搭載してから、49年目での達成となる。

水平対向エンジンは、ピストンが左右に向き合う形で配置。対向するピストンが互いに慣性力を打ち消し合うため、低振動で回転バランスに優れ、高回転域まで滑らかに吹き上がるフィーリングを得ることができる。またエンジン全高が低く、車体の低重心化にも貢献。高い走行安定性やハンドリング性能にも寄与する。スバルは、水平対向エンジンの特性にこだわり、現在に至るまで改良を重ね、様々な車種への展開を図ってきた。

また、AWDの生産累計台数は1972年9月に発売した『スバル レオーネ4WDエステートバン』へ初搭載して以降、先月で1400万台を達成。シンメトリカルAWDは、優れた走行安定性や走破性に加え、縦置きに配置した水平対向エンジンを核とした左右対称のパワートレーンがもたらす重量バランスの良さとの相乗効果によって、安定した高速走行と俊敏なコーナリングを実現。スバルの安全思想と走る愉しさを支える中核の技術となっている。

《纐纈敏也@DAYS》

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