在来線特急『はくたか』の最終運行日となる3月13日、北越急行は「さよなら特急はくたかイベント」を開催する。同時に記念切符のセットも販売する。
北越急行は六日町(新潟県南魚沼市)~犀潟(上越市)間59.5kmのほくほく線を運営する第三セクター。ほくほく線の快速・普通列車は前後のJR線に乗り入れて越後湯沢~直江津間を直通運転しており、越後湯沢駅で上越新幹線に連絡して首都圏と北陸地方を結ぶ在来線特急『はくたか』も、ほくほく線経由で運行されている。ほくほく線内の『はくたか』の最高速度は160km/h。新幹線を除く日本の鉄道では国内最速を誇る。
3月14日のダイヤ改正では、北陸新幹線の延伸開業に伴い東京~金沢間を結ぶ新幹線列車『かがやき』『はくたか』が運行を開始する一方、在来線特急『はくたか』が廃止。ほくほく線から定期運転の特急列車がなくなる。これを受けて北越急行は、『はくたか』最終運行日の3月13日、さよならイベントを開催することにした。
イベントは3月13日、六日町・十日町・くびき・犀潟各駅で開催。沿線の保育園児を中心にホーム上で記念の手旗を振ってもらい、『はくたか』の出発・通過を見送る。
このほか、3月13日の9時から十日町・六日町・まつだい各駅で「ありがとう特急はくたか記念切符」を発売する。六日町~十日町間の乗車券・特急券を往復分セットにしたもので、『はくたか』の「生写真」も付くという。発売額は1020円。発売数は計3000セットで、十日町駅では9時から22時まで、六日町駅とまつだい駅では9時から17時まで発売する予定だ。