東京のイメージカラーは「灰色」…東京在住の大学生の6割が回答

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東京の大学生6割が「東京は灰色のイメージ」と答えた(写真は参考)
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東京に住んでいる大学生の6割が東京のイメージカラーとして灰色を選んだことが、ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセスの調査でわかった。

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この調査はランクセスの日本法人が東京在住の18歳から22歳までの大学生618名を対象に、都市の景観および建造物の色彩について聞いたもの。

まず現在よりももっと色のバリエーションがあった方が良いと思う建造物や建築物について聞いたところ、「劇場や図書館などの文化施設」と答えた人が36.4%を占め、1位となった。その理想の色としては「茶色系」が33.0%、「白系」30.6%の順だった。

また31.9%の人が「スポーツ施設などの大型スタジアム」に色彩のバリエーションがあった方が良いと答え、その色としては「白系」や「青系」が上がった。また29.4%の人が「橋」を挙げ、人の集まる施設や都市のシンボルとなるスポットには、より鮮やかな色を求める傾向にあることがわかったという。

さらにアンケートで現在の東京のイメージカラーを尋ねたところ、58.6%が「灰色系」を選び、その理由として「コンクリート建造の高層ビルが建ち並んでいるイメージだから」、「全体的な街並みや空気が灰色っぽいと感じられたから」といった答えが多く寄せられた。

一方、2020年の東京のイメージカラーに関しては、「灰色系」が引き続きトップとなったものの、その割合は20.6%にまで減り、以下「白系」18.8%、「赤系」14.9%、「青系」11.2%の順になった。

ランクセスの日本法人のペーター・ワインマール社長は同日、都内で開いた会見で「日本の次世代を担う若者たちは、東京の景観について、色彩豊かな街並みを望んでいることがわかった」とした上で、「明日の都市をより安全で持続可能にし、全体的に生活の質を向上させるというランクセスの企業理念に完璧に合致するものだった」と評価した。

《小松哲也》

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