トヨタ豊田社長「水素社会実現への新たな1歩に」…MIRAI ラインオフ式

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トヨタ元町工場のMIRAI生産ライン
トヨタ元町工場のMIRAI生産ライン 全 6 枚 拡大写真
トヨタ自動車は2月24日に燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」のラインオフ式を、生産拠点である元町工場(愛知県豊田市)で開いた。協力部品メーカーの代表や水素供給会社、地元自治体関係者らが出席し、量産の門出を祝った。

2014年12月に世界に先駆けて市販を始めたMIRAIは、すでに国内受注が1500台に達した。今年後半には欧米でも発売するため、トヨタは現在年700台の生産能力を17年には同3000台に引き上げる方針を打ち出している。

ラインオフ式の挨拶で豊田章男社長は「今日は私が2010年にリコールに関して米国の公聴会に出席した日で、われわれは“トヨタ再出発の日”としている。あえてこの日にラインオフ式を行うのは、水素社会の実現に向けた新たな1歩を踏み出す日にしたいとの思いからだ」と述べた。

来賓を代表して祝辞を述べた愛知県の大村秀章知事は「このMIRAIは世界の人々とクルマの未来をつくるプロジェクトであり、大きく育っていただきたい。県としても水素ステーションのネットワーク拡充に、支援も含めて取り組んでいく」と表明した。

《池原照雄》

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