【NASCARスプリントカップ 第1戦】トヨタ、デニー・ハムリンは追い上げ届かず4位

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デイトナ500
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2月22日、米フロリダ州のデイトナインターナショナルスピードウェイでNASCARスプリントカップ・シリーズ第1戦「デイトナ500」が開催された。

決勝レース、トヨタ勢は予選レース2で2位に入ったカイル・ブッシュが4番手、今季よりトヨタ陣営に移籍したカール・エドワーズが6番手、クリント・ボウヤーが9番手グリッドを確保。マット・ケンゼスは35番手、デニー・ハムリンは42番手と後方スタートとなり、9台のトヨタ カムリが決勝へと進んだ。

午後1時33分、2.5マイルオーバルを200周(約800km)して競われる決勝レースがスタート。馬力抑制のためのリストリクター・プレートを装着するデイトナならではの、ドラフティングによる大集団でのバトルが序盤から続いた。6番手グリッドのエドワーズがポジションを維持し上位を守る中、後方スタートのハムリンとケンゼスも一気にポジションアップを果たし、12周目にはハムリンがトップ10圏内に浮上、ケンゼスもこれに続いた。

この日最初のイエローコーションからの再スタートを経て、エドワーズは3位、ハムリンは5位へとポジションアップ。ケンゼスはトップ10グループのやや後方を走行していたが、41周目、トップグループの接触に起因する多重クラッシュが発生。混乱の直後にいたケンゼスは避けられず他車と接触。同じくこのクラッシュに巻き込まれたマイケル・ウォルトリップと共に、周回遅れの40位以下へと後退した。

一方でハムリンとエドワーズは上位をキープし、一時は3、4位を走行。前回のイエローコーションのピットから40周以上を過ぎた87周目あたりからグリーン下でのピットが開始されると、一旦は首位に立ったエドワーズだったが、自身のグリーンピット時にピットロードスピード違反を取られ、首位と同一周回最後尾の34位まで後退。代わってボウヤーが順位を上げ、ハムリンと共に上位争いに加わった。

上位集団から大きく引き離されてしまったエドワーズは、周回遅れになるかと思われたが、105周目に出されたイエローコーションに助けられる形で首位と同一周回をキープ。コーション時のピット作業で15位へと浮上。ハムリンも2位へとポジションを上げて再スタートを切った。

152周目にこの日2度目となるグリーン下でのピットを終えた時点で、エドワーズが2位、ハムリンが3位へ。それから間もない162周目にこの日4度目のイエローコーションが出されたが、ハムリンとエドワーズ、5位で続くボウヤーらはピットへ向かわず、最後まで無給油で走り切る作戦に。再スタート後にはエドワーズが首位に立った。

176周目のイエローコーションの後もハムリン、エドワーズ、ボウヤーは上位を争い、189周目にはハムリンが首位に。3ワイドでの激しい集団戦の中、翌周かわされるも、2位をキープし、最後の逆転を目指した。

しかし、チェッカーを目前にした197周目、クラッシュ車両によりイエローコーション。コース清掃のために赤旗が出され、7分弱の中断の後、レースは3周延長され、最後の2周グリーン・ホワイト・チェッカーで決されることとなった。

ハムリン2位、ボウヤー4位での再スタートとなり、イン側最前列からのスタートを切ったハムリンは、アウト側の車両の先行を許し、5位でファイナルラップへ。ファイナルラップでの追い上げを狙ったが、後続でクラッシュが発生。イエローコーションが出され、順位はその時点で凍結、チェッカー。ハムリンが4位、ボウヤーが7位でレースを終えた。

次戦第2戦は3月1日、米国南東部ジョージア州ハンプトンのアトランタモータースピードウェイで行われる。

《纐纈敏也@DAYS》

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