【IIHS衝突安全】キア の主力SUV、ソレント 新型…トップセーフティピックに指定

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新型キア ソレント
新型キア ソレント 全 3 枚 拡大写真

米国IIHS(道路安全保険協会)は2月19日、韓国キアモーターズ(起亜自動車。以下、キア)のSUV、新型『ソレント』を、優れた衝突安全性を持つ「2015トップセーフティピック」に指定すると発表した。

IIHSの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで行う。ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価するという内容。

さらにIIHSでは、追突時のむち打ち確認テストと、横転を想定したルーフ強度テストも実施。また今回、新型ソレントは、「スモールオーバーラップ」と呼ばれる新方式の前面オフセット衝突テストを受けた。これは、フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて固定バリアにぶつけるもの。対向車がセンターラインをはみ出して衝突するなど、実際の衝突事故により近づけるための追加テストだが、車体のメインフレームよりも外側に強い衝撃が加わるため、厳しい判定を下される車種が多い。

そして、IIHSは総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック」に認定。優れた衝突安全性を認めている。

新型ソレントのスモールオーバーラップテストでは、ダミー人形の頭/首、胸、大腿部、足と、全ての部位への傷害レベルが最小限で、GOOD(優)。ボディの安全構造に対する判定は、最高のGOOD。IIHSは、「ドライバーの生存空間の確保は、良好なレベル」とコメント。

通常の衝突テストに、スモールオーバーラップテストの判定を加えた結果、新型ソレントは総合評価が最高のGOOD(優)。IIHSから、2015トップセーフティピックに指定されている。

《森脇稔》

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