通信大手のテレコム・マレーシア(TM)が3日、タイム・ドットコムとの間で海底ケーブルシステム敷設事業における提携に関する契約を締結した。
両社がコンソーシアムを組んで建設プロジェクトを進める海底ケーブルシステムの名称は「システム・ケーブル・ラクヤット・1マレーシア(SKR1M)」でマレーシア半島とサバ、サラワク州の通信を拡大させ、よりスムーズなインターネット通信を可能とするために敷設される。
マレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)が2014年12月30日に発注したプロジェクトで、MCMCとTMが共同で実施する。初期の通信速度は4テラビット/秒となっている。
MCMC管轄のユニバーサル・サービス・プロビジョン(USP)基金を活用するもので、官民パートナーシップ(PPP)の形式で実施される。
TMは10以上の海底ケーブル・ネットワークを所有しており、アジア太平洋と北米地域を繋ぐネットワークも含まれる。
(ザ・スター、3月4日、ベルナマ通信、3月3日)