パナソニックと三社電機、業界最小のSiCパワーモジュールを共同開発

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SiCパワーモジュール
SiCパワーモジュール 全 1 枚 拡大写真

パナソニックは、三社電機製作所と、複数のSiC(炭化ケイ素)トランジスタを組み込んだ業界最小のSiCパワーモジュールを共同開発した。

パワーデバイスは、車載や産業応用分野で低電圧から高電圧までの様々な用途で使用されている。SiCパワーデバイスは、従来のSi(シリコン)パワーデバイスを超える低損失動作を実現できるため、大電流・高電圧用途での省エネルギー化のキーデバイスとして注目されている。

今回開発したSiCパワーモジュールは、パナソニックのSiCパワートランジスタ技術と、三社電機のパワーモジュール工法により、パワーモジュールの小型化とオン抵抗を低減した。モジュール体積は、三社電機の従来製品と比べて3分の2に低減、実装面積も約30%低減し、オン抵抗を150A時6mΩに低減した。

多くの通電回数に対して特性変動を抑え、長期信頼性を実現できるパワーモジュール工法を採用した。

開発したパワーモジュールは、大規模太陽光発電で使用されるパワーコンディショナーや鉄道の動力用インバータなどに適用できる。

《レスポンス編集部》

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