JR九州、長崎駅開業110周年で485系『かもめ』運行…4月5日

鉄道 企業動向
4月5日に博多~長崎間で運行される特別列車の案内。国鉄時代の塗装をまとった485系電車で運行される。
4月5日に博多~長崎間で運行される特別列車の案内。国鉄時代の塗装をまとった485系電車で運行される。 全 1 枚 拡大写真

JR九州長崎支社は4月5日、485系電車を使用した特急『かもめ』の特別運行を行う。長崎駅の開業110周年を記念したイベントツアー。博多~長崎間を1往復する。

485系は、全国の電化路線で運用されていた旧国鉄の特急形電車。博多~長崎間を結ぶ『かもめ』では、1976年の運行開始当初から485系が使われていたが、JR発足後に新造された885系などの新型車両に置き換えられ、2000年には『かもめ』での運用を終了している。

JR九州内では現在、他の在来線特急も全て新型車両に置き換えられており、485系は臨時列車用の編成がわずかに残るだけとなった。塗装はJR発足後に変更されたが、現存する車両は全て国鉄時代の塗装に戻されており、昔懐かしい姿を見ることができる。

特別運行列車の時刻は、往路が博多9時59分発~長崎13時16分着、復路が長崎15時05分発~博多18時31分着。途中駅で10分程度の記念撮影時間を設ける。車内では、485系が長崎本線で定期運転されていた時代の鳥栖駅の駅弁と掛け紙をアレンジした「限定駅弁」を提供。当日長崎駅で販売される110周年の記念切符も車内で購入できる。

ツアー列車として運行されるため、乗車に際してはJR九州旅行長崎支店への申込みが必要になる。旅行代金は片道の場合、大人5900円・子供4300円。往復は大人1万1000円・子供8000円で販売される。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  3. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型試乗】つい“ジャケ買い”しそうになる、プレーンな良き実用車…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る