【セキュリティショー15】空にとどまり街・海上を警備…セコムが防犯用「飛行船」開発中

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セキュリティショーではセコムブースのメイン展示としてステージに飛行船が吊られていた。これは1/3のサイズモデル。
セキュリティショーではセコムブースのメイン展示としてステージに飛行船が吊られていた。これは1/3のサイズモデル。 全 2 枚 拡大写真

 セコムは「セキュリティショー2015」にて、日本初の自立型飛行船「セコム飛行船」の1/3サイズモデルを展示し、防犯イメージのデモを行った。これは同社の持つ画像認識やセンシング技術、飛行ロボット(ドローン)技術といったテクノロジーを投入した、全長15mの広範囲防犯向け飛行船。民間防犯用に飛行船を投入するのは日本初の試み。同じ飛行物体でもヘリコプターやドローンと異なり、静かに長時間同じ場所に留まっていられることが強みだという。

 これによって広範囲の警備、特に地上からだと死角になりがちな建物の屋上や、カメラ・センサー類の設置が難しい海上を警備できる。高度100~250mを飛行して警備を行う予定だ。

 飛行船の底部に搭載されるのは、複数台の高精細カメラ、熱画像カメラ(サーモグラフィ)、指向性スピーカー、集音マイク、サーチライトなど。各種センサーを用いて収集した情報は同社のコントロールセンターへ送られ、地上の防犯カメラ・センサー類の情報と合わせた総合的な警備が可能になる。

 また、飛行船は警備・防犯だけでなく、災害発生時に避難誘導支援や異常の発見などにも役立つという。実用化は2016年中を見込んでいる。

【SS2015速報リポート032】日本初の防犯カメラを搭載した防犯用飛行船をデモ~セコム

《宮崎崇@RBB TODAY》

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