【ホンダ レジェンド 新型発売】レジェンドのV6エンジンはなぜ“SOHC”なのか

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダ レジェンド
ホンダ レジェンド 全 14 枚 拡大写真

本田技研工業が2月20日に発売した新型『レジェンド』。パワートレインには、3.5リットルV型6気筒エンジンが採用されている。クルマでV6エンジンといえば、高性能ユニットに分類され「DOHC」方式が一般的と言える。しかし新型レジェンドのV6エンジンは「SOHC」だ。その真意とは。

先代(4代目レジェンド)に引き続き、新型レジェンドのエンジン開発を担当した瀧田正文氏は「DOHCに対してSOHCが劣っている訳ではない。強いて言えば、DOHCの方が高回転型に向いている」と語る。SOHCの場合は、ひとつのカムで吸・排気バルブを駆動するため、ロッカーアームが必要。その作動の精度や振動が問題となってくるが、それは主に高回転状態での話だ。

瀧田氏は「例えば、あと1000rpmほどレブリミットをのばせと言われていたら、レジェンドでもDOHC化を考えたかもしれない。しかしレジェンドの使途を考えれば、常用域のエンジン回転数が低いためSOHCで問題ない。VTECの技術を使い、加えて直噴化で燃焼効率を改善し、性能を向上させているので、他社のV6エンジンに引けを取らない性能を出せている」と続けた。

では、新型レジェンドがSOHC方式を採用した最大のメリットは何か。それはエンジン自体のサイズにある。瀧田氏によれば「SOHCの方がコンパクトに作れる。DOHCはカムが2本必要になるためエンジンのヘッド周りが大きくならざるを得ない」とのこと。

続けて「新型レジェンドでは3モーター式ハイブリッドを採用しているため、パワーのアシストもある。エンジンに求められたのは“コンパクトかつ高性能”という点だった」と語った。

《阿部哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  2. トヨタ『カムリ』新型が全車ハイブリッド設定で登場!…土曜ニュースランキング
  3. 【BMW 5シリーズ 新型試乗】シャシー、運動性能、価格。「523i」は最高のバランスを持つ1台…中村孝仁
  4. 日産 キックス 新型のスタイルは「堅牢」と「軽やかさ」を両立[詳細画像]
  5. 話題のマツダ『EZ-6』、詳細スペックを公開! 後輪駆動でBEVは600kmの航続距離に
  6. 三菱『RVR』次期型はEVで登場か!? 15年ぶりフルモデルチェンジはこうなる!
  7. 洗練&堅牢、モデリスタがトヨタ ランドクルーザー250 をカスタム[詳細画像]
  8. ニュルブルクリンクで試験中を捕捉!! トヨタ・スープラの最高峰「GRMN」
  9. ホンダ ヴェゼル 改良新型、純正アクセサリーで“自分らしさ”を表現する
  10. 疲れ知らずのドライビング体験!シート交換がもたらす快適性の秘密~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る