【ホンダの汎用エンジン】まるでゴーカート気分、草刈機「ラビットモア RM830」を体験

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ホンダ製汎用エンジンを搭載したオーレック『ラビットモア RM830』
ホンダ製汎用エンジンを搭載したオーレック『ラビットモア RM830』 全 32 枚 拡大写真

本田技研工業が2015年3月6日にツインリンクもてぎにおいて行なった「ホンダ汎用エンジン搭載製品体験取材」で、乗用草刈機を体験した。

【画像全32枚】

体験用に用意されていたのは、ホンダのエンジンがOEM供給されているオーレック社の乗用草刈機『ラビットモア RM830』(市場価格60万円前後)だ。

このモデルのポイントは、芝ではなく「草」を刈る機械であるということだ。素人考えでは、草も芝も同じようなものと思えるが、実作業として芝を刈る機械と、草を刈る機械は、同じにはできないという。

芝は数センチ単位できれいに刈り揃えるものだが、幅広く草を刈る機械は、数十から数百cmものの草を相手にしなければならない。人の背丈を超えるような草をなぎ倒しながら刈っていくのが草刈機だ。そのため車体も草を刈る歯も、よりヘビーデューティなものが求められる。そうしたニーズに対応する草刈機をリリースするのが、オーレック社というわけだ。

ラビットモア RM830の日本においての主な使用法は、果樹園などで下草を刈ることだという。果樹が頭上に覆い被さるため、立っての草刈はやりづらい。そのため乗用タイプが求められたのだ。また、欧州にも輸出されており、そちらでは、果樹園に限らず、傾斜地など、幅広いシーンで利用されているという。

搭載エンジンは、ホンダの『GXV390』。最高出力9.7kW(13ps)の389cc空冷4ストローク単気筒OHVエンジンだ。車体後端に搭載された1つのエンジンで、走行と草刈用ナイフの駆動を行う。走行用のトランスミッションは、油圧無段変速(HST)。草刈用ナイフの駆動はベルトドライブだ。

セルでエンジンを始動。エンジン回転数は一定だ。レバーで固定されていたブレーキを左足先でリリースして、座席の右にある無段変速のレバーを前進方向へ押してゆくと、草刈機はゆっくりと進み出す。レバーを前に押すほどにスピードは高まる。

最高速度は10km/hだ。ハンドルにはグリップが付き出るように装着されており、それを握れば左手ひとつでハンドル操作が可能となる。右手の無段変速のレバーでスピードを調整して、左手でハンドル操作を行うという具合。トコトコとゆっくり進むゴーカートのようだ。

草を刈るときは、座席左の赤いレバーを押し出して、ナイフのベルトをエンジン出力に接続する。その横にあるレバーを前後させることで、ナイフの高さを10~70mmにまで調整できる。

実際に草を刈ることは体験できなかったが、操作方法はシンプル。車体は安定しており怖さもない。これならば、誰もが簡単に、しかも体力を消耗することなく、草刈を行うことができるだろう。

《鈴木ケンイチ》

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