日本ガイシ、ディーゼル排ガス浄化用セラミックスの生産能力を3割増強へ

自動車 ビジネス 企業動向
NGKセラミックスポーランド第2工場の完成予想図
NGKセラミックスポーランド第2工場の完成予想図 全 3 枚 拡大写真
日本ガイシは、欧州で需要が拡大しているディーゼル車向け排ガス浄化用セラミックスを増産するため、ポーランドの製造子会社NGKセラミックスポーランドが第2工場を新設すると発表した。

第2工場は、2017年1月に生産を開始し、NGKポーランドの炭化ケイ素(SiC)製ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)の生産能力を約30%増強する。

第2工場は、既存拠点の東方約50kmにあるテュチナバ工業団地(シロンスク県ドンブロヴァ・グルニチャ市)に建設する。設備投資額は約170億円。

排ガス浄化用セラミックスの需要は、世界的な排ガス規制の強化や、新興国を中心とした自動車販売台数の増加に伴って伸びている。特に欧州では、景気回復に伴う乗用車販売台数の増加やディーゼルエンジン比率の高まりなどにより、耐熱性が高く厳しい使用条件に適したSiC製DPFの需要拡大が見込まれる。

NGKセラミックスポーランドは、SiC製DPFの生産拠点として2004年に生産を開始した。欧州で拡大する需要に対応するため、生産能力を段階的に増強してきたが、既存拠点には拡張の余地がなくなっていた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  2. ヤマハ、V4エンジンを搭載した新型「YZR-M1」を初公開! MotoGP サンマリノGPに投入へ
  3. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  4. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  5. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る