JAXA、エンジン騒音研究用ターボファンエンジンの運転試験を開始

航空 企業動向
エンジン騒音研究用ターボファンエンジンの運転試験を開始
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)航空本部は、エンジン騒音研究用ターボファンエンジンの運転試験を2014年末から開始したことを明らかにした。

JAXAでは、グリーンエンジン技術研究の一環として、エンジン騒音低減技術を研究している。先進的な騒音低減技術の研究開発に並行して、研究用ジェットエンジンを使った騒音低減技術の実証を課題としている。

研究用ジェットエンジンは、フランスPrice Induction製DGEN380ターボファンエンジンを導入。このエンジンは、入口直径350mmのギアードターボファンエンジンであり、低圧系シャフトから減速ギアを介してファンを駆動する。推力は約2500N。

エンジンの運転は簡易操作卓で実施し、従来のエンジン運転試験に比べて省力化を図っている。入口整流装置も用意し、屋内・屋外での運転試験にも対応する。ジェット、ファンなどの騒音試験、数値解析の検証、サイクル解析・制御などへの活用を見込んでいる。

2014年末から、調布航空宇宙センター内の地上エンジン運転試験設備で運転試験を開始した。専用の運転架台上にエンジンを設置し、エンジン性能の計測を行っており、性能計測では研究用ノズルを使用している。

《レスポンス編集部》

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