マレーシアGST導入まで2週間、各方面から導入延期求める声

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
マレーシア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

4月1日の物品・サービス税(GST)導入まで2週間を残すところとなったが、連邦政府が全ての疑問に答えていないなどの理由から各方面より延期を求める声がいまだに上がっている。

ペナン州のラヒド・ハンソン副首相によると、多くの販売店などが税システムを理解しておらず、準備ができていない。ペナンの事業主らからも価格の決定や、商品の課税の方法について疑問の声が上がっているという。

また英字紙「ザ・サン」もGST導入に関してまだ未解決な問題があるとして、導入を延期すべきと指摘。様々な産業や消費者が免税品目に関して疑問を呈しているという。一方で関税局は「ザ・サン」に対して、マレーシアには25種類以上の産業がある上、数百種類のビジネス形態がありどのような問題が生じるかどうか予測できないとの見解を示した。問題に対処するためGST担当者として約3,000人を準備していると弁明した。

マレーシア消費者協会(FOMCA)も、消費者はわずかな情報しか知らされていないとして沢山の苦情が寄せられていると明らかにした。ユソフ・アブドル・ラーマン副会長によると、免税リストに関して困惑しており、企業もどのように日用品や規制品にGSTを導入していいのかわからず困惑している。政府は2013年からGSTについて話しているが、消費者への認知活動は十分ではないという。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. Uber Taxi、埼玉県で初のサービス開始…千葉県でも大幅エリア拡大
  5. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  6. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  7. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  8. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  9. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  10. ジェネシスの新型ハイパーカー、V8ツインターボエンジンの始動に成功…2026年WEC参戦へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る