【バンコクモーターショー15】デミオとミラージュのセダンが買えるタイ…スズキの新型も登場
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おもしろいのは、日本で販売されていない日本車が存在することだ。たとえばマツダは『マツダ2(デミオ)』の4ドアセダンをラインナップ。今年1月にハッチバックとセダンが同時に発売されたが、なんとタイでは日本の『CX-3』同様にディーゼルエンジンのみのラインナップとなっているから驚く。価格はハッチバックもセダンも67万5000バーツから79万バーツ(日本円で約250万円~292万円)となっている。
そしてモーターショープレスデー初日には、ガソリン仕様(スカイアクティブ-G 1.3)も追加すると現地の公式ウェブサイトで予告。どうやらセダンに積まれるようだ。
また、三菱は『アトラージュ(Attrage)』と呼ばれる『ミラージュ』のセダンを販売している。ホイールベースはミラージュよりも100mm長く、パワートレインは同様の1.2リットル直列3気筒。価格は44万9000バーツ(約166万円)からだ。
いずれもポジションニングとしては、日産が日本で販売している『ラティオ』(いわば『マーチ』のセダン版でこれもタイ製)と同じと考えていいだろう(デミオは価格帯が上になるが)。ハッチバックとの最大の違いは広いラゲッジスペースが存在することで、実用的な小型車が欲しい人にとっては魅力的な選択肢である。
また、スズキからはインド市場で発売されている『シアズ(Ciaz)』というセダンが出展されている。詳細は23日のプレスデーで発表されると思われるが、これは日本でも発売されていた『SX4』の後継的なモデルで、全長は約4.5mと少し大きめだ。
《工藤貴宏》