コニャックのレミー・マルタンを製造するレミー・コアントロー社がインドの営業所を閉鎖し、新たに国内で製品を製造販売する方向で動いている。エコノミックタイムスが伝えた。
関係者が語ったところによると、このフランスの酒造メーカーはインドで5年間営業した完全子会社の従業員30名以上に対して、既にこのことを通知しているという。
同社のIR担当レティシア・デライェ氏はETの質問に対しeメールで回答し、同社がインドでの存在価値を高めるための様々なシナリオを検討しており、「撤退」するわけではないとした。
従業員の話ではレミー・コアントロー社はインドにおいてデューティーフリー分野では順調であるが、小売分野ではその高い関税のため苦戦している。
今後の同社のインドでの計画は明らかにされていないが、デューティーフリーに焦点を合わせることになるだろうと見られている。