【バンコクモーターショー15】三菱、デリカ スペースワゴン をタイで販売開始…価格は660万円
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ただ、日本の売り方と大きく違うのはオフローダー的なキャラクターを封印し、あくまで上級ボックスミニバンに徹していること。駆動方式はお得意の4WDではなくFFで、ビジネスやレジャーに向けたMPV(マルチ・パーパス・ビークル)としてアピールしていくようだ。
現地生産ではなく日本からの輸入車ということもあり、2.0リットルモデルのFFながら、バンコクモーターショーでの販売価格は178万バーツ(約660万円)と日本人の感覚からしてもかなりの高級車。装備もサイド&カーテンエアバッグ、両側電動スライドドア、フルオートエアコン+リヤクーラー、リアビューカメラ、そしてリアエンターテイメントシステムを標準採用と充実している。
興味深いのはシート表皮。内装飾は日本においてはカスタムグレードの「ROADEST」でしか選べないブラックで、日本にはない選択肢となる「黒いレザーシート」をコーディネートしているのだ。これは現地の嗜好なのだろう。タイでは革シートが高級車の最低条件となるようだ。
《工藤貴宏》