【ホンダ N-BOX カスタム 試乗】“格”を上げた内装の質感…島崎七生人

試乗記 国産車
ホンダ N-BOX カスタム Gターボ・Lパッケージ
ホンダ N-BOX カスタム Gターボ・Lパッケージ 全 7 枚 拡大写真

先ごろ、2011年12月の発売以来のホンダNシリーズ系5車種の累計販売台数が100万台を超えたという。『N-BOX』はその第1弾だったが、この度改良を受け、内容を充実させた。

試乗車はカスタムの訴求グレード「Gターボ・Lパッケージ」。新色の“プレミアムベルベットパープル・パール”を纏う外観は、フロントのグリル、バンパー回りのあしらいが新デザインだが、従来型が横に並べば「ああ、違うね」と気づく程度。人気が高いだけに、大幅なイメチェンは必要なかったのだろう。

むしろ注目なのは室内だ。新採用の合皮コンビシートは、これまでの全面トリコット地にくらべ、まさにレザーのような落ち着いた風合い、質感で、高級感が増した。上級のミニバンから乗り換えても遜色なしのこの仕立て、間違いなく同車の“格”を上げている。

実用面では、後席5:5分割チップアップシートに、新たにスライド機構を追加。乗車人数、荷物に合わせたポジションが使えるように。新設定のシートバックテーブルも、なかなか堅牢な造りで実用的だ。

走行性能、乗り味は従来どおり。本革巻ステアリングホイールにはシフト操作が可能なパドルを備え、キレ味のいい最適なパワーを気軽に引き出して走れる。ハイト系だが高速走行時の安定感、ステアリングの座りbのよさは相変わらずで、遠出も苦にならないポテンシャルを発揮してくれる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る