【IIHS衝突安全】アウディ A6 改良新型、2015トップセーフティピック+認定

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アウディ A6 の大幅改良モデル
アウディ A6 の大幅改良モデル 全 3 枚 拡大写真

アウディの米国法人、アウディオブアメリカは3月24日、米国IIHS(道路安全保険協会)が改良新型『アウディA6』を、「2015トップセーフティピック+」に認定したと発表した。

「トップセーフティピック」は、IIHSが衝突テストを実施した車両の中から、優れた安全性を示した車に付与する評価。さらにIIHSはこの中から、最も安全性が高いと認められる車両を、「トップセーフティピック+」に指定している。

トップセーフティピック+に選ばれるための条件は、通常の前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hの各衝突テスト、追突時のむち打ち確認テスト、横転を想定したルーフ強度テストに加えて、「新スモールオーバーラップ」と呼ばれる新方式の前面オフセット衝突テストで、優秀な結果を残す必要がある。

新スモールオーバーラップテストは、フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて、固定バリアにぶつけるテスト。対向車がセンターラインを超えてきて衝突した場合など、実際の衝突事故に、より近づけるための追加テストで、車両のメインフレームよりも外側に大きな衝撃がかかるため、厳しい判定を下されるモデルが多い。

さらに、2013年9月から導入された前面衝突予防性能を評価する新試験プログラムの結果も、トップセーフティピック+の条件に。前面衝突予防システムをオプション/標準装備する車種に関して、自動ブレーキ機能の有無や自動ブレーキの検証テストを行ったうえで、衝突回避性能を、上から「スーペリア」、「アドバンスド」、「ベーシック」の3段階で評価する。

このテストでは、先行自動車のリア部分に見たてた静止目標に向かって、IIHSのエンジニアが20km/hおよび40km/hで車両を走らせ、自動ブレーキによる減速性能を検証する。最高評価の「スーペリア」を獲得するには、自動ブレーキ試験で4‐5ポイント、前面衝突警報付車両への1ポイントの加算を含め、総合5ポイント以上(最高6ポイント)が必要とされる。

これらの条件をクリアし、改良新型アウディA6は、IIHSから2015トップセーフティピック+の指定を受けた。なお、前面衝突予防性能は3点を得て、上から2番目の「アドバンスド」評価を獲得している。

《森脇稔》

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