ACC利用でカタログ燃費達成率は約4%アップ……e燃費の実燃費とユーザー意識調査で明らかに

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e燃費アンケート2014-2015
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イードが運営するマイカー燃費管理サービス「e燃費」は、e燃費登録ユーザーを対象に行ったアンケートやe燃費ログデータなどを集計・分析した調査レポート「e燃費アンケート2014-2015」を発表した。

調査は、「e燃費」登録ユーザーを対象に、2014年12月から2015年1月の期間、WEBアンケートで実施。さらに回答データと「e燃費」登録データ・ログデータを結合し、実燃費と関連付けて分析を実施した。

なお、e燃費アンケートでは、定形調査項目に加え、各年でトピックス調査項目を設定。2014年度は、「アダプティブクルーズコントロール(ACC)の使用状況」、「アイドリングストップ使用状況」「カタログ燃費についての認知度および達成率の満足度」などをトピックスとして意識調査を行った。

調査レポートによると、ACCの装着状況は3割弱で、装着ユーザーの使用頻度は高い。使用理由については、「運転の負担が減りらくだから」が約8割を占める。ACCの利用頻度とカタログ燃費の達成率の比率を見ると「ACCはついていない」「ACCは使わない」はともに達成率が75.9%であるのに対して、「ACCをよく使う」と答えた人は達成率79.7%で、3.8%の差があることが分かった。

アイドリングストップ機能については、装着率は約3割。セグメント別では、セダン系小型下級、小型ハッチバック系、ワゴン、外国車で装着率が高く、クーペやセダン系大衆、セダン系大中型以上で低い。なお使用状況は、「常にON」が約9割を占めている。

カタログ燃費の認知状況を見ると、約9割のユーザーがカタログ燃費を認知、昨年度より認知度は向上している。カタログ燃費に対する認識は、「特定の条件下での結果のため実際とは異なるもの」が約8割と突出して高く、「実用燃費の方が悪いがこんなもの」が56%、「計測試験がJC08モードに変更されたことを知っている」が55%と続いている。また、「カタログ燃費は信頼できる」とする比率は3.8%と突出して低い。

全体の燃費満足度は、36.7%で2012年より増加傾向にあり、セグメント別では、重視項目で「燃費の良さ・環境への配慮」が高かったセダン系小型下級や小型ハッチバック系で高い。メーカー別の燃費満足度は、上位3メーカーがVW、BMW、マツダで、下位3メーカーが日産、メルセデスベンツ、三菱。

次期購入検討車両は、「クリーンディーゼル車(46%)」が最も多く、「小型排気量のクルマ(45%)」、「ハイブリッド車(42%)」の順となっており、「クリーンディーゼル車」は、SUVや外国車、ワゴンで多く、「小型排気量のクルマ」は、軽四輪車、小型ハッチバック系で、「ハイブリッド車」は、セダン系下級以上、ミニバン/キャブバンで多い。

《纐纈敏也@DAYS》

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