南海、新型通勤電車「8300系」導入…秋から運行開始

鉄道 企業動向
秋から営業運行を開始する8300系の外観イメージ。従来車のデザインを踏襲しつつ、先頭部の角を大きく丸めるなどの変更が加えられる。
秋から営業運行を開始する8300系の外観イメージ。従来車のデザインを踏襲しつつ、先頭部の角を大きく丸めるなどの変更が加えられる。 全 2 枚 拡大写真

南海電気鉄道は3月25日、新型車両の8300系電車20両(4両編成5本)を導入すると発表した。秋から営業運行を開始する。

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同社によると、8300系は現在の車両デザインを踏襲しつつ、車両の先頭部や内装を変更。先頭部は角を大きく丸め、車体上部から下部にかけて一体感を持たせたデザインにする。このほか、複層ガラスを採用することで保温・断熱性を高める。

座席シートは大きなドット柄を採用し、車内の雰囲気を明るくするという。また、袖仕切りの色調もシートにそろえ、「個室にいるようなくつろげる空間」を演出する。車内案内表示器は液晶ディスプレイ式で、4カ国語による情報案内を行う。

また、全ての照明に発光ダイオード(LED)を採用するなどして省エネルギー化を図り、従来の車両に比べ消費電力を半分にする。駆動用のモーターには、日本で初めて「狭軌用全閉内扇型主電動機」を本格的に採用し、騒音の軽減を図る。

定員は先頭車が座席47人・立席94人、中間車が座席55人・立席98人。今年秋から営業運行を開始し、南海本線と空港線、和歌山港線で運用する予定だ。

《草町義和》

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