【ホンダ レジェンド 試乗】走りはヨーロピアン、仕様はアメリカン…諸星陽一

試乗記 国産車
ホンダ レジェンド
ホンダ レジェンド 全 17 枚 拡大写真

5代目にあたる『レジェンド』は、3.5リットルのV6エンジンを搭載。モノグレード展開で登場した。

【画像全17枚】

新レジェンドに搭載されるパワーユニットは前述の3.5リットルエンジンに、フロント1モーター、リヤ2モーターの3モーターによる「SH-AWD」と呼ばれるシステムを採用。システム最高出力は382馬力、最大トルクは47.2kgmを発生する。

その力強さは驚異的。発進加速をフルスロットルで行えば、アッという間に最高速度にまで達する。それもまったく直進安定性を損なわない安定性を誇っている。SH-AWDはリヤ左右のトルク配分を微妙に調整しながら加速するので、直進性が向上する。先代はこの直進性の信頼感が薄かったが、新型は怒濤のごとくの直進性を誇る。

ハンドリングについても秀逸だ。コーナリングラインを考え、ステアリングを切り込んでいくとイメージしたとおりのイメージで走ることができる。そこからステアリングを戻したり、切り足したりしたときのクルマの動きもじつに素直だ。リヤタイヤが頑張ってグリップしているという感覚ではなく、普通についてきてスムーズなグリップ感がある。加速感、ハンドリングについてはヨーロッパ車のようなフィーリングだ。

快適性は抜群にいい。風切り音、フロアやサスペションからの入力もよく抑えられていて、フラットな乗り心地を実現している。なかなか除去しづらいタイヤノイズも、ノイズリデューシングアルミホイールと言われる、ホイールの採用によって上手に抑えられている。

新しい試みもいくつか行われているが、そのなかで目立つのがATセレクター。ATセレクターはレバー式ではなく、センターコンソールに装着されたスイッチで行う。これがちょっとばかり使いにくい。慣れても左手をおろしただけでポジションを見つけて操作するのはちょっと難しそう。アメリカではそんなに頻繁にポジション変更は必要ないかも知れないが、切り返し操作が当たり前の日本ではちょっと使いづらい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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