【新聞ウォッチ】4月からの税負担、軽自動車税は増税、エコカー減税も実質増税

モータースポーツ/エンタメ 出版物
ダイハツ ムーヴ(左)と スズキ ハスラー(右)
ダイハツ ムーヴ(左)と スズキ ハスラー(右) 全 1 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年3月30日付

●還暦クラウンイメチェン、セダン離れトヨタ特別仕様、日産、ホンダもデザイン一新(読売・6面)

●独旅客機墜落、「副操縦士、視覚に問題」米紙報道、精神症状と関連か(毎日・31面)

●EV充電器全「道の駅」に、27年度中、経産省が全額補助(産経・1面)

●三菱製テレビ一斉不具合(産経・30面)

●春の暮らし負担ズシリ、4月から暮らしこう変わる(東京・1面)

●エアバス旅客機着陸失敗、エアカナダ、20人超搬送(東京・6面)

●トヨタ社長講演、投資家や学生に、個人向けイベントに3500人(日経・11面)

●期間従業員賃上げ、デンソーとアイシン(日経・11面)

●ストーカーGPS悪用、車に発信器行動把握(日経・43面)

ひとくちコメント

東京の桜も平年より5日も早く満開になったそうだが、今週の水曜日からもう4月、新年度入りである。

4月になれば、生活に影響するいろいろな制度も変わるが、きょうの東京が1面で「4月から暮らしこう変わる」とのタイトルで「笑顔」と「怒り顔」のマークをつけた一覧表を掲載している。

それによると、税制面で「笑顔」マークは「結婚・出産・育児費用の贈与が1000万円まで非課税になることや「ふるさと納税」の寄付上限が約2倍に拡大する。

一方で「怒り顔」のマークは、自動車が狙い撃ち。軽自動車税が4月以降に購入した新車を対象に、自家用乗用車の場合、現在の年7200円から1.5倍の年1万0800円に引き上げられる。また、エコカー減税も燃費基準を厳格化。車種によっては実質増税となる。

生活面では食品の値上げも相次ぎ、牛乳、バター、チーズ、ヨーグルトといった乳製品の出荷価格が引き上げられるほか、原材料価格の上昇と円安を背景にコーヒー、ウイスキー、食用油、ケチャップなどが値上げされる。

国民年金の保険料なども上がって「家計の負担は全般に重くなりそうだ」(東京)と指摘している。

そんな中,きょうの産経が「生活マネー」面で「家庭の支出の中で、最も節約したいのは何か」という民間の調査機関が調べた結果を取り上げている。トップはスマートフォンや携帯電話などにかかる「通信費」で、2位以下は「食費」「水道光熱費」「教育費」「娯楽費」と続いていが、ガソリン代などの「マイカー維持費」という項目はない。

この記事ではマイカーを所有している人がどの程度いたのかどうかは不明だが、マイカー族にとっては、ガソリン価格はやや安くなってはいるが、税負担も重くなることから、高速道路料金などは一般道を走るなどして節約をしたいところだろう。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る