【バンコクモーターショー15】タイでも人気、英プレミアリーグ仕様が登場…ホンダ ムーヴ

モーターサイクル 新型車
ホンダ・ムーヴ(イングランド・プレミアリーグ仕様)
ホンダ・ムーヴ(イングランド・プレミアリーグ仕様) 全 8 枚 拡大写真

ホンダ『ムーヴ』は女性ユーザーも意識したファッショナブルな110ccモデル。ホンダのブースでは、この昨年11月にタイで発売されたスクーターのドレスアップ仕様が展示されていた。

まず目を引くのは、床に「VS.」と大書きされた2台。「マンチェスター・ユナイテッド・リミテッドエディション」と「リバプールFCリミテッドエディション」で、どちらも600台限定で販売される。

どちらもイングランド・プレミアリーグのチームだ。タイでも少年たちの間ではサッカー人気が高く、なかでもサッカー発祥国のプレミアリーグはテレビ中継され、高い認知度になっているのだという。タイでは1996年にプレミアリーグがスタート。少しずつサッカー観戦が庶民の娯楽として根付きつつあるようだ。

タイのサッカー界では現在、下部リーグも含めた各チームに日本人選手が多数在籍し、今シーズンは監督としてチームを率いる日本人も数人いる。いずれはJリーグチームのカラーリングをあしらった限定モデルが登場するかも?なんて期待してしまう。

ブースには他のドレスアップモデルが展示されていた。猿のジュリアスが大きく描かれているのはポール・フランク仕様。タイでもジュリアスは人気と知名度の高いキャラクターで、純正アクセサリーブランドH2Cによるオリジナルバージョンとして設定されている。

こうしたファッション性の強いキャラクターとのタイアップは、1980年代中盤の日本を思い出させる。ホンダからはクレージュ『タクト』や『DJ・1』のビバユーエディションなど、ファッションブランドとタイアップした仕様が発売されていた時代だ。他メーカーではパーソンズやテック21(資生堂)などのカラーリングを纏ったモデルが人気を博していた。

この少し前から、日本ではスクーターが「ソフトバイク」から分離。やがてトレンドを素早くキャッチアップしてファッション性を競い合い、若者たちにターゲットを絞ったプロダクトを中心に市場が構成されるようになっていった。どうやらタイでも、そうした時代を迎えつつあるようだ。

《古庄 速人》

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