豊田通商、カンボジアに自動車部品メーカーの進出を支援する会社を新設

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豊田通商が整備するテクノパーク予定地
豊田通商が整備するテクノパーク予定地 全 1 枚 拡大写真

豊田通商は、カンボジアに日系自動車部品メーカーの現地生産を支援する新会社を設立すると発表した。

タイに工場を持つ日系自動車部品メーカーがサテライト拠点としてカンボジアへの進出を加速しているため、2015年5月に着工し、2015年末を目途に営業を開始する。

新会社は「テクノ・パーク・ポイペト」で資本金が約2億2000万円。

カンボジア、ラオス、ミャンマーなどで製造業を中心に生産拠点を分散し、地域全体でのサプライチェーンを構築する取り組みが進んでいる。タイ・バンコク中心部からカンボジア・プノンペンまでの約630km、さらに約260km先のベトナム・ホーチミン港を結ぶ「南部経済回廊」といった物流インフラ整備などを背景に、中心に位置するカンボジアが地理的優位や若年層を中心とした豊富な労働力などが見込まれるため、日系企業の進出が積極化している。

豊田通商は、タイとカンボジアの国境に位置するポイペト市にテクノパークを設ける予定で、新会社が総敷地面積約6万平方メートルの中に合計4棟の建屋を建設する。1期として2万平方メートルに1棟の建屋の着工を開始し、順次、第2期と第3期の建設を計画する。

1000平方メートル単位での工場レンタル、従業員向け給食サービスのほか、総務・経理・財務・人事などのアドミニストレーション業務を提供することで、中小製造業が進出する負担を軽減する。2020年に入居企業数10社以上を目指す。

また、テクノパークでは、新たなサービスとして自動車部品製造での前後工程の一部を請け負う「加工請負」や、現地の農業従事者を製造業の人材として教育、派遣する「人材派遣」も実施する。

《レスポンス編集部》

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