「バイクをしまっておくのにこんなものがあってもいい」と、まるでショーケースのようなガレージを参考出品したのが、今回初出展した自動車部品メーカーのプレス工業だ。なんでも新規事業部が設計から1年がかりで完成させたそうだ。
「うちは自動車部品のほかに建設機械用のキャビンを製作していまして、今回のガレージをその技術を参考にしました」と同社関係者は説明する。そのコンセプトは「どこから眺められる」で、4面に透明な大型のポリカーボネートを採用した。
ハンマーで叩いても割れる心配はなく、盗難対策もバッチリ。しかも、ボタンを押すと、透明のポリカーボネートが曇るバージョンもある。また、ライトアップ機能を装備しているので、バイクを美しく際立たせることも可能だ。そのほか、天井に換気扇がついているので、暑い夏場でも中がサウナのようになる心配はないという。
とにかくデザイン性を重視したこのバイク用ガレージ、現在、意匠登録出願中でこれから耐久性などさまざまな試験を行う予定だ。「1年後を目標に発売しようと考えています」と同社関係者。商品名は今のところ「モトセラー」だが、ほかの用途にも使用できるので、変更されるかもしれないそうだ。