飯山線の観光列車『おいこっと』運行開始…「古民家」風の車両

鉄道 企業動向
「快速」の列車種別を表示して替佐駅に入線する『おいこっと』。土曜・休日を中心に長野~十日町間を1往復する。
「快速」の列車種別を表示して替佐駅に入線する『おいこっと』。土曜・休日を中心に長野~十日町間を1往復する。 全 4 枚 拡大写真

JR東日本は4月4日から、飯山線の臨時快速『おいこっと』の運行を始めた。当面は9月23日の土曜・休日を中心に、しなの鉄道北しなの線を含む長野(長野市)~十日町(新潟県十日町市)間で運行される。

『おいこっと』はキハ110系気動車の改造車「おいこっと」2両編成を使用した、全席指定の観光列車。4月4日の編成は十日町方がキハ110-236、長野方がキハ110-235だった。車内ではアテンダントによる野沢菜のふるまいや車内販売が行われ、アニメ「まんが日本昔ばなし」の声優などで知られる常田富士雄さんのナレーションも流れた。

改造車は2014年12月からキハ110-235のみ飯山線の普通列車で運用を開始し、『おいこっと』の運行開始に先立ちキハ110-236の改造が完了した。2両ともアイボリーとエンジを基調とした塗装だが、運転台の部分は配色が逆になっている。内装は「古民家」をイメージしたデザインでまとめられている。

車両名と列車名の「おいこっと」は、「東京」の英語表記(TOKYO)を逆(OYKOT)にして、これを平仮名読みにしている。「日本人が思い描くふるさと(田舎)をイメージしていただくため、東京の真逆にあるという意味」(JR東日本長野支社)を込めたという。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  2. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  3. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  4. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  5. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  6. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  7. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  8. ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
  9. ホンダ ヴェゼル 改良新型、純正アクセサリーで“自分らしさ”を表現する
  10. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
ランキングをもっと見る