【プジョー 308 発売】幅広いユーザー層に対応するコックピット

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プジョー 308
プジョー 308 全 8 枚 拡大写真

プジョー・シトロエン・ジャポンより発売されている、プジョー『308』のインテリアは、『208』から採用されている“i-Cockpit”が取り入れられている。

i-Cockpitは、小径ステアリングと上から覗き込むタイプのヘッドアップインストルメントパネル、そして、ドライバー側に少し傾けられた新しいタッチスクリーンで構成される。

そのタッチスクリーンについて、同社プジョーPRマネージャーの英信司さんは、「これまでよりも使い勝手が向上した、ショートカットキーを設けたことにより、トップメニューに戻って操作する必要が無くなった」とコメント。またバックアイカメラや空調コントロール、アクティブクルーズコントロールなどの安全装備類もこのスクリーンで操作する。

このスクリーンの下にはCDプレーヤーを標準装備。「幅広いユーザーを想定しているので、USBやBlueToothではなく、CDで音楽を聴く世代もいるだろうと、あえて中央に設置した」と説明。

そして、「ユニークなタコメーターの表示は特徴のひとつだ」と英さん。通常、タコメーターの針は反時計回りで回転するが、308は時計回りでスピードメーターとシンメトリーの表示になっている。英さんは、「停止した時のシンメトリーの美しさ。そして、低回転域ではスピードメーターと比較的シンメトリーに近い位置を指すので、視認性が向上する」と採用理由を述べる。因みにアストンマーティンもこのメーターレイアウトを採用している。

もうひとつ、英さんが308の特徴として挙げるのはドライバースポーツパックだ。センターコンソールにあるスイッチを押すことにより、スポーツモードが選択できる。そのモードでは、アクセルレスポンスやパワステの味付けがスポーティになると同時に、メーターの間にあるマルチファンクションディスプレイの表示が赤に変わり、パワー、ブースト、トルクの数値がイコライザーのように表示される。また、切り替えスイッチによりGセンサーも表示が可能だ。更に「エンジン音もスポーティで乾いた音をサンプリングしスピーカーから送り出すといった演出もある」とし、視覚だけではなく聴覚でもスポーティさを体験できると説明した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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